お寺で作る絶品 手作り『お薬師とうふ』

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いすみライフ 2023年11月号掲載

 長南町市野々にある東光寺では、毎週水曜と土曜は朝から大豆を煮るいい香りと優しい湯気がたちこめます。ここで作られているのは、長南町の大豆を中心とした国産大豆と厳選されたにがりで作られる手作り豆腐、その名も『お薬師とうふ』。素材の風味を生かした昔ながらの手作り豆腐は住職を中心に集まったたくさんの仲間で作られています。

 豆腐作りを始めるきっかけは、いろいろな事があったそうです。おからの有効利用、かつて商店街にあった豆腐屋さんの機械を引き継ぐ、地域活性化などなど。栄養豊富なおからが廃棄されているという話を聞き、おからで何か作れないかと考えていたところに廃業したお豆腐屋さんの話、まずはお寺で「豆腐を作ろう!」となったそうです。

 豆腐は中国から伝わったもので、日本で作られ始めたのは、奈良・平安時代からと言われています。まずは、お寺の僧侶等の精進料理として、その後、公家・武家社会へ伝わり全国へ広がっていきました。本格的に庶民の食べ物として取り入れられるようになったのは江戸時代になってからだそうです。日本でのお豆腐のスタートはお寺だったというのも、きっかけの一つとのこと。

  • 手作りお薬師とうふ(きぬ 180円、 もめん 200円)
  • お薬師一口がんも(3個入り 300円)
  • お薬師厚揚げ(1枚 200円)

 お薬師とうふの豆腐工場で働く皆さんは本当に楽しく働いています。声をそろえて言われるのは「住職のおかげです!」。お薬師とうふのイラストは本当に住職にそっくりで、職場のみんなが楽しく働けるようにするのが自分の仕事ですと笑顔でお話しされる今井住職。お薬師とうふが美味しい秘訣はここにもありました。
 お薬師とうふは、直売所(早朝から日没まで営業)または取扱店舗にてお買い求めいただけます。直売所では今井住職が自ら販売されていますよ。
 絶品手作り豆腐を是非食べてみてください。

DATA
  • 東光寺/長生郡長南町市野々2698
  • 090-8945-0767(千葉)
  • 地図を見る(GoogleMap)
  • 取扱店舗
    げんきの里ひまわり(白子町北高根3634)TEL 0475-33-1002
    JA長生ながいき市場(茂原市六ツ野3981-1)TEL 0475-44-6800
    道の駅ながら(長柄町六地蔵138-1)TEL 0475-35-4741
    長生たまご館(長南町又富180)TEL 0475-46-1629
    ちょなマルシェ(長南町長南1281-1)TEL 0475-46-3150

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