節分は、立春の前日にあたる日本の伝統行事で、季節の変わり目に邪気を払い、福を招くことを目的としています。一般的には「鬼は外、福は内」と声をかけながら豆をまき、無病息災を願います。
また、この日に食べると縁起が良いとされるのが恵方巻です。恵方巻の恵方とは、その年の福徳を司る神様「歳徳神(としとくじん)」がいる一年で最も縁起の良い方角のことで、福神にちなんだ具材を巻いた太巻きには、家内安全や商売繁盛への願いが込められています。発祥は関西地方(所説あり)と言われており、1990年代にコンビニなどで一斉に「恵方巻」として販売してから全国に広まったようです。

食べ方にも決まりがあり、恵方を向いて、願い事をしながら、途中で切らずに一本丸ごと黙って食べるのが習わしです。切らないのは「縁を切らない」ため、黙って食べるのは「運が逃げないように」という意味が込められているそうです。
具材は七福神にちなみ、かんぴょう、きゅうり、玉子焼き、しいたけ、うなぎ(または穴子)、桜でんぶ、えびなど七種類を入れるのが定番ですが、近年では、海鮮巻きやお肉入り、サラダ巻き、食べやすいハーフサイズなど多様な恵方巻も登場し、家庭や好みに合わせて楽しまれています。

2026年の恵方は『南南東』です。伝統を大切にしながら、今の時代にあった形で願いを込めて楽しく味わってみましょう。