大原高校は2015年に勝浦若潮高校、岬高校、大原高校が統合され、今年で開校10年を迎えました。総合学科の特色を生かし、2年次からは、普通・生活福祉・園芸・海洋科学の4つの系列を選択し専門的な知識や資格取得をしながら多くの事を学んでいます。
学校の教育目標のひとつに「文武両道」を掲げ、多くの生徒たちが様々な部活動で活躍しています。そのひとつにローイング部があります。今年の4月からボート部からローイング部に名称が変更となりました。
ローイングは、オリンピックの中でも歴史が古く、1900年の第2回パリ大会から実施されている競技で、水上の直線コースをオールを使ってボートを漕ぎ順位を競います。千葉県でローイング部があるのは、大原高校含めて3校だけ。練習できる環境と設備が整っているからこその伝統あるローイング部です。
現在は、3年生が引退し、現在は2年生の女子2名で頑張っています。日に焼けた爽やかな姿からはボートが好きで一生懸命部活に取り組んでいる様子が伝わってきます。平日は大原校舎のトレーニング室で、週末は夷隅川の河口から上流のあたりを往復して練習しているそうです。
入部のきっかけは「入学後の部活動の体験見学でやってみたい!と思って始めました」「海が好きで、総合学科海洋科学系列のある大原高校に入学し、この土地ならではの部活をやってみようと入部しました!」と笑顔の可愛いふたりですが、持久力はあります!と日頃から鍛えている力強さを感じました。
ローイング競技は全身運動で、高い体力持久力・筋力を必要とする競技です。ゴールに向かって一直線に進ませる正確な技術とパワーも不可欠で、女子でも1000Mのコースを4秒台前半でゴールするそうです。また風・波など天候によってタイムも大きく変わって来ますが、そんな中でも漕ぎ手の体力と技術を駆使して、ベストコンディションで挑み結果を出していくという奥が深い競技です。
厳しい練習を乗り越え、目標に向かって努力する中で、体力や精神力を養うことができるローイング部。9月の新人戦に向けて夏休みも練習に励んでいます。一緒に頑張れる部員が増えるといいですね!