麻面原高原は、清澄寺の北西約2キロ、標高340mにある高原でアジサイの名所と知られています。昭和26年に箕輪日受師が廃寺を再興しアジサイを植えたことに始まり、現在は約2万株20万本の大群生となり、美しく彩っています。
アジサイの種類は「本あじさい」一種類で、白から淡い青へと変化します。素朴な色合いが高原全体に広がる景観は美しく、そして心が癒されます。当地の最高峰になる山腹に植えられているので、海岸線より気温が低いため、開花時期が少し遅く、7月上旬~中旬が見頃です。
この地には、環境省の「日本の残したい音風景百選」に選ばれているヒメハルゼミ(姫春蝉)が生息しています。アジサイの花と重なるように響き渡る音風景も一緒に楽しむことができます。
例年7月の第3日曜日に「そば供養あじさい祭り」が催され、アジサイを見に訪れた人たちに、無料でそばがふるまわれます。木が高くなることもこの種の特徴です。
※町道会所麻綿原線が通行止めですので、迂回が必要です。(通行止め解除は7月末以降になるそうです)
※県道178号線から勝浦ダムへ入り、内浦山県民の森の林道奥谷線を通り麻綿原へ
※国道128号線安房小湊駅付近から県道285号線を北上し、内浦山県民の森の林道奥谷線を通り麻綿原へ