この度は沢山の御支援者様をはじめ、ご指導ご協力を賜りました皆様のおかげをもちまして、セカンドゴールと途中ネクスト段階ゴールの業務を達成できました。
キハ28-2346号車はいすみ鉄道引退直後、錆びた車体を風雨に晒されていたみすぼらしい姿だった頃とは見違えるような綺麗な姿をとり戻し、さらに周辺環境の整備も施工することが叶いまして、動態保存に向けてさらに弾みを付ける事に成功いたしました。
このクラウドファンディングに挑戦するかどうか迷っていた当時、周囲の方々は「絶対厳しいと思う」とのアドバイス多数でしたし正直私もそう思っておりましたので躊躇しておりました。しかし、キハ28の惨状を見ていられない、何か出来ないかというお声も実に沢山お聞きしていたのも事実で、そんな皆様のご支援をまとめられれば、その想いを現実にしたいと一歩を踏み出しました。
おかげさまでとりあえずキハ28の車体修繕と塗装を理想的な形で施工することが叶い、ここにすべての業務を完了できた事に感慨もひとしおでございます。
永続的に同時に保存しているキハ30-62号車も含めて貴重な国鉄型気動車を動態保存していくために設備の充実を図りたいです。
保存用屋根、プラットホームの建設、運転体験線路通称「東国吉支線」の軌道改良と枕木交換、排水設備、そしてやがては「国鉄型気動車鉄道パーク」の建設が最終目標として鋭意出来る事をつぶさに行ってまいります。またキハ30-62号車の塗装劣化も喫緊の懸案事項であります。
しかしながら2025年4月現在、本体であるいすみ鉄道が昨年10月に発生した脱線事故以来、いまだ運休中で再開見通しも発表できていない事態となっております。そんな状況でありますが、手をこまねいている訳にも行かず、綺麗に塗装したキハ28を維持できるよう今後も前に推し進めていく所存でございます。今後の保存活動は活動報告にてご報告差し上げて行きますので是非ご閲覧下さい。
末筆になりますが、これまでの当クラウドファンディングに対しまして本当に沢山の皆様に大変お世話になりました。御支援者様、ご指導を頂いた皆様、実施作業をお手伝い頂いた皆様、陰ながら応援頂いた皆様、お世話になりましたすべての皆様に深甚の感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
いすみ鉄道気動車保存会 代表 鈴木和之