坂東三十二番観音札所、緑に囲まれた小高い丘陵の上にある音羽山清水寺。大同2年(807年)に坂上田村麻呂が建立したといわれています。京都の清水寺、兵庫御岳山の清水寺とともに日本の三大清水寺として知られており、地域の人々からは清水観音と呼ばれ親しまれています。また、境内と山林の約10ヘクタールは、千葉県郷土環境保全地域「清水観音の森」に指定されており、「音羽の森公園」として憩いの場所になっています。
毎年、四万六千日にあたる観音さまの縁日、8月9日に一番功徳の大きな日として、御本尊の御開帳をされてきました。今年は令和5年から6年にかけて大修理が行われ、これを記念して地元のいすみ市郷土資料館(田園の美術館)にて一ヶ月間、期間限定で特別開帳される事になったそうです。
秘仏御本尊の観音菩薩立像のほかに、御前立千手観音立像、景清身代わり観音など鎌倉時代や平安時代の古仏が公開展示されます。この機会に是非拝観し歴史と文化を感じてみてください。
お参りのあとは、広い境内を散策。千尋の池の鯉にエサをあげたり、座禅や写経も体験する事ができます。
寺カフェ千尋亭では大人気のクリームあんみつや夏季限定のかき氷もありますので、田園の美術館と清水寺参拝で今年の暑さをしのいでみてはいかがでしょうか。
※「いすみライフを見た」と言って下さった方は、9月末日までかき氷50円引きとさせていただきます。
◎「講演会」~清水寺の秘仏本尊と観音信仰~
日時 8月25日(日)13時~15時半 場所 いすみ市ふれいあいセンター いすみ市国府台1524‐4 問合せ先 弘行寺/0475(44)1250
◎「秘仏本尊開眼式典」~天台声明 散華・対揚法要~
日時 9月3日(火)14時~ 場所 清水寺 いすみ市岬町鴨根1270 0470(87)3360