いすみ鉄道と「なぎのよる」

特集記事
いすみ市
いすみライフ 2023年6月号掲載

 いすみ鉄道国吉駅に停車しいろいろなイベントで活躍している「キハ30」の車両で、先月の21日(日)に、じんわりと気持ちが高揚するトークイベントが開催されました。  語り手はユニット『なぎのよる』の青野了さんと朔宸海さんのお二人。「不思議ではあるが脳の誤作動や偶然の一致など、自然現象の域を出ないお話」【凪(なぎ)】というコンテンツを立ち上げ活動されています。怪談などとは違い、おばけや霊感などは一切でてこないお話で、思わず「えっ」と声が出てしまったり「あっ」と目が覚めるような、不思議だけど心温まるハッピーなお話です。

 一つのお話しは2~3分のものが多く、30個のお題が書かれた「おしながき」が配られました。その中からランダムにお客様が選び、青野さんたちがそれぞれお話をしてくれます。この日はなんと、ゲストの加藤慎一さん(フジファブリック)も語り手の一人として不思議なお話を語って下さいました。

 夕暮れ時、薄明りに照らされながら、静かに話に耳を傾け、時々笑い声が聞こえる楽しいトークイベント。また、国吉駅のノスタルジックな雰囲気が、より一層心地よいひと時にしてくれました。

 いすみ鉄道では2回目ですが、勝浦市内でも数回開催されました。一度聞くと絶対また聞きたくなる!そんな『なぎのよる』の次回外房エリアでのイベントを楽しみにしています。