長者・中根十三社祭りは、いすみ市(旧岬町)の長者地区、中根地区祭礼で、毎年9月25日に行われる伝統のあるお祭りです。朝から各地区で行事を行ったあと、夕方、長者地区、中根地区のお神輿が天神社に集まり、合同祭となります。
【おおやのへいだと廻り松】
押日八幡神社の境内で行われる珍しい神事で、まずは、神輿が本殿の周りを3周したあと、人間やくらを組み、椎木大宮神社に向かって「おおやのへいだ」と叫びながら回転します。無事やぐらを組むと見物客は大歓声!くずれ落ちるとすぐに次の神社の氏子が人間やぐらを組みます。おおやのへいだの後は「廻り松」押日八幡神社前の田園の中にある小さな丘にある鳥居の廻りを神輿を高く掲げながら廻ります。
夕方になると、長者地区のお神輿は、長者小学校に集まり、商店街を渡御しながら、天神社に向かいます。また、中根地区のお神輿も天神社へ参集します。
【総合運動場で大別れ】
天神社に集まったお神輿は境内を走り、お別れ会場の総合運動場へ向かいます。総合運動場では、別れを惜しむかのように走り、もみ合います。最後は花火の合図とともに別れの唄で神輿を合わせ、会場をあとにします。神輿は各神社に戻り、宮入となります。