立秋は秋の始まり、暦の上では夏の暑さがピークで、秋に向け季節が移り変わり始める日という意味です。立秋の翌日からの暑さは「残暑」と呼ばれるようになります。とはいっても、実際には暑さ厳しい日が続き、夏真っ盛りと感じる人がほとんどではないでしょうか。
暦上の季節と実際の季節感がことなるのには理由があります。二十四節気(にじゅうしせっき)は、1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分け、1年を24等分した季節を表す言葉です。古代中国で生まれ、季節の移り変わりがわかり、農業の目安として使われていたそうです。古代中国の気候に基づいて作られた暦ですので、日本の気候とは異なり、また地球温暖化の影響等もあることから、今の私たちが感じる季節感とずれが生じてしまうようです。
それでも立秋を過ぎると、空の雲の様子が秋らしくなってきたり、夕方になると虫の声が聞こえてきたり、少しづつ秋を感じられるようになるのが日本の四季なように感じます。 四季折々の自然の変化とそれぞれの季節にあわせた行事や食文化を楽しみながら今年の残暑も乗り切りましょう!